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それぞれの看護師が持つ看護観の違い

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それぞれの看護師が持つ看護観の違い

看護観を知る

そもそも看護師を目指すうえで、看護師という仕事を通じて何をしたいのか。誰を看護して、どのようなことをしたいのか。自分の中にある看護師という仕事に対するイメージをしっかりと明確にしておくことが重要です。
理由として、これらがズバリ看護観と呼ばれるものだからです。ではこの看護観とは何かの詳細を理解していきましょう。この看護観はまず、看護をしっかり理解することで見えてきます。

看護とは

看護師のイメージとして、医師の助手のようなイメージが強いと思います。医師の指示に従って、点滴を打ったり、患者さんを案内したり、そして生活の支援をしたりといったイメージです。しかし、看護の本質はこのイメージとは違います。
医師の役割は疾患を治す治療にフォーカスした役割を担っています。一方で、看護とは患者さんを以前の生活に可能な限り近づけるように援助をする役割があります。つまり、看護とは医師のサポートをするのではなく、看ている患者さんを以前の生活に戻してあげる意義があります。

自分にとっての看護

患者さんを以前の生活に戻す方法は1つかといわれると、全くそうではないのです。それぞれにとっての看護のイメージがあります。間違いなく人それぞれに自分が信じている看護の価値観、つまり看護観を持っていて、それらをベースに看護をしています。
新人看護師からするとなかなか難しい話に聞こえるかもしれませんが、看護師も十人十色で、様々な看護の仕方が存在しているということです。新人の時は自分の看護観を探すことに迷ったり、このまま進んで大丈夫なのかと思うことがあると思います。しかし、看護観は人それぞれに持っていて良いものです。迷うことなく様々なことを考えて、強い信念で仕事を進めていくことでしっかりと養われていきます。

難しい職場環境

看護観は人それぞれといいましたが、本来押し付けられるものでも押し付けるものでもないのが看護観です。しかし、やはり自分が納得のいかない看護をしなければならない、自分のしたい看護ができないといった問題が少なからず発生します。
たとえば病院では、自分がこだわりたい、譲れない価値観が明確になるにつれて、徐々に病院が目指している看護観と自分の看護観のずれが浮き彫りになってきます。同様に、看護観の合わないスタッフや管理職の人とも看護観のずれが生じてきます。お互いに話し合っても譲れないポイントだった場合には、病院での人間関係が難しくなってくるという側面もあります。

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