信頼関係が必須となる医師との関係性の難しさ
看護師が苦手な医師
看護師が様々な看護観で働いているのと同様に、医師も様々な価値観の中で働いています。もっといえば、医師の方が看護師よりも仕事が多岐に渡っており、多くの治療法を用いるため、より多種多様な価値観を持ち合わせていることが多いです。
このような治療に関わる価値観の違いは話し合いで解決できるケースが多かったり、お互いの価値観を知ることでより良い医療につながることもあります。しかし、価値観以外の観点で看護師が苦手とする医師がいます。看護師と医師は信頼関係が大切なので、少なからずお互いをリスペクトすることが大切です。ここでは苦手意識を持たれてしまう医師の特徴を紹介します。
態度が横柄
看護師が医師に対して最も苦手意識を持つのが、態度が横柄であったり、偉そうな態度を取ることがあります。プライドが異常に高かったり、看護師を見下したような小馬鹿にするような態度を取ったりなど様々です。ほかにも、自分からは挨拶をしない、気分屋で自分が機嫌のいい時以外は怒鳴ったりするといった医師には、多くの看護師から批判が寄せられる対象となります。
仕事ができない医師
看護師によって態度が違ったり、報告を聞いていない、さらには患者の病態変化を聞いても一言でわかりづらい指示で片付けられたりすると、看護師からすると仕事ができない医師というレッテルを貼られてしまいます。
患者さんの目の前にいることの多い看護師からすると、病態の急変時に対する報告をしていたにも関わらず、後になって聞いていないといわれたりすると、一緒に仕事を進めていくことを難しく感じてしまいます。コミュニケーションスキルが不足しているともいえる特徴です。
字が汚い医師
患者さんのカルテを見て仕事をすることがある看護師にとって、そのカルテが読めないというのは痛恨です。しかも、それが字が汚いといった場合にはなおさら厳しいです。
現在は電子カルテによって字が汚くて読めないといったケースも少なくなっていますが、手書きのカルテの病院もありますので、字が汚くてカルテが読めないという医師は苦手意識を持たれることが多いようです。
医師と看護師の関係
医師と看護師の間には信頼関係は絶対に必要です。医師の指示を確実に行う必要がある看護師には、何度も確認で電話をする医師もいます。このような場合に、信頼関係がある場合だと確認作業として仕事に取り組めますが、信頼関係がない場合は、「信頼されていない」「うっとうしい」といった感情が生まれてしまいます。
これらの不満が募ってしまうと、ほかの治療を行っていても医師からの指示を話半分で聞いてしまったり、うんざりしてしまったりと余計に仕事に支障が生じます。このようなケースをなくしていくためにも、医師と看護師の信頼関係はとても大切といえます。