価値観の違いに迷ったら病院を変えよう

価値観の違いは埋められる？

仕事をする価値観の違いは、あって当然のものです。そして、その価値観を押し付けたり、自分の価値観に寄せたいと考えてしまいがちですが、実際には価値観の違いを埋めることは不可能に近いです。価値観は受け入れるということが大切ですが、やはりどう考えても受け入れることが難しい価値観というのも存在します。
そういった場合にどうすれば良いのかという点ですが、もうそのコミュニティから離れて、価値観の合う病院を探して転職するという方法を取ることをおすすめします。

価値観の合う病院を探す

自分の看護観と同じような価値観を持つ病院を探していく方法は、上に立っている管理職の人や、役職の高い人の看護観や考え方を知ることです。病院の看護観は一人の看護師から築かれるものではなく、病院の歴史や、今までの風習によって築かれていることが多いです。
役職に付いている人の考え方をよく知っていくことが重要になりますが、実際にどのように考え方を調査するのかという点ですが、求人情報の公開の度合いが大切になってきます。

考え方を知るには

役職の高い人の考え方をよく知って自分の価値観に合う病院を探すには、情報がより詳細に公開されている求人を見つけなければなりません。それにはハローワークやナースセンターを活用するよりも、転職エージェントといった情報がより詳細に公開されている転職方法を活用することをおすすめします。
そして現実的に、役職に就いている人の考え方を直接聞くのは難しいものがあります。そこで、役職に就いている人や、病院全体がどのような価値観を持っているかを知るには、働く体制に注目することでわかってきます。
残業削減に対する取り組み、病院の理念、様々な問題改善に対する姿勢、これらを見ていくことで、その病院は何を大切に考えて、患者さんにどのような治療を行うかを知る指標になります。

病院の見つけ方を間違えない

では、このような方法で病院を探していくことをおすすめしましたが、どのような場合に病院選びを失敗してしまうかを考えてみましょう。
自分の仕事をする価値観として、もし残業をすることは仕事の効率が悪いから残業が発生してしまうという価値観だった場合を例にします。その場合、残業をするのはあまり良くないという価値観のある病院が合っていると考えられます。しかし、働く先では残業をすることが頑張っていると捉えられる価値観だった場合、自分は効率よくこなしているにも関わらず、それがかえってマイナスの評価になってしまうことになります。このような病院選びの失敗がないように、自分の価値観を明確にして、転職に考えている病院の価値観をよく知ることが大切です。